夫婦で最も大切なことはなにか。
それは報連相です。
思いやりや気遣い、愛やお金、相性などももちろん大切ですが、なにより大切なのは「報連相」です。
ですが皆さんどうでしょう。夫婦ならわかってくれるとか、気づいてくれるなどと甘えて報連相という社会の基本を忘れていたりしないでしょうか。
夫婦はどこまでいっても他人です。ほとんどの場合男女の壁も存在します。
身体構造も違う、今までの育ち方も違う、親からの教育の受け方も違う。そんな全く違う人間が一緒に暮らしています。しっかり報連相がないとうまく家庭を運営することは難しいです。
思っていても伝わらない
「愛があれば気づくはず」「言わなくてもわかるでしょ。」そんなことはまずありません。変化や考えを気づいてくれるのは生まれた時からお世話してくれていた親ぐらいです。夫婦間では細かいことまで気づくことはできません。「私はできてる」「俺はできてる」と思っている人は傲慢です。実際できているかどうかの評価は相手が評価するものです。
夫婦は別の人間です。考えや感じ方も、感覚も自分とは違う生き物です。ましてや性差もあります。
しんどい時は言わないと伝わりません。やっておいてほしい事も言わないと伝わりません。
私はできてるは思い上がりもいいとこです。本当に相手の気持ちを汲み取れているでしょうか。
相手の気持ちを汲み取る努力は必要
伝わらないにしても、相手の気持ちを汲み取る努力は必要です。ただ、言葉なしに汲み取るのは難しいです。そんな時は聞けばいいのです。「しんどい?」「やっといてほしいことは?」それだけでいいです。言葉なしに気持ちなんて伝わらないのです。
報告は大切
夫婦間の報告は大切です。小さなことでも報告は必要です。
よく「ちょっと家事やったぐらいで自慢気に報告してくるな。私は毎日それをやってる。」という愚痴を聞きます。自慢気はともかくですが、報告は当然すべきことです。その家事をパートナーが再度やってしまわないためにです。作業済みの家事の共有です。
逆に報告がなければ、何が終わっていて、何がまだ終わっていないかの把握に時間がかかってしまいます。
小さな事まで報告があれば、相手が何をやっているか把握できます。次回自分がそれをやる時の参考にもなります。
報告はお互いの把握だけじゃなく、成長にも繋がります。
最後に
夫婦はどこまでいっても他人です。考えも感覚も今までの経験も全く違う人間が一緒に暮らしているわけです。小さな会社みたいなものです。コミュニケーションなしには成り立ちません。そしてコミュニケーションの基本が報連相です。だれもが教わっている事のはずです。夫婦だと甘えから基本を忘れがちですが、もう一度基本を思い出して、報連相を意識的に行ってみてはいかがでしょうか。
自分を知ってもらうために。相手を知るために。
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