今回は男性である私が、なぜ家事育児に力を注ぐのかです。注げるのかと言った方が正しいかもしれません。世間ではまだまだ、男性が仕事、女性が家事育児の文化が色濃く残っています。私も「育休取ります」と上司に言った時は「マジか…」という顔をされました。まだまだ、男性が育児に重きを置くのは難しいと感じました。でも、まわりの目や文化、空気などを気にせず、育児に力を注げるようになったのは、いろんな人との出会いがそうさせてくれました。
育児という経験をできる期間
私は、出産と同時に大好きだった仕事をやめて主婦になった友人の言葉で気付かされました。
「仕事なんて、やろうと思えば死ぬまでできる。でも、育児はこの子が子どもの間しかできない。仕事は育児が終わってからまたやればいい。育児の経験で新しくやりたいことが出てくるかもしれないしね。」
これは、すごく私の心に刺さりました。同じように、仕事をやめて育児に全振りするのは、金銭的に無理ですが、育児という経験をできるこの期間は全力で力を注ごうと決心するキッカケになる言葉でした。
若いうちに仕事でできる経験もたくさんあると思います。逆に20代30代でしか経験できないような仕事もあると思います。でもそれは、おそらく多くの人が経験できることです。
育児は少し違います。奇跡が何重にも重なって、自分(男性)ではなくパートナー(女性)が最後に大きな苦しみや痛みに耐えて、やっと授かる事ができる経験です。
どちらが貴重で、希少で、そして自分の人生で重要な経験かは考えるまでもなかったです。
お金と時間と愛
育児に力を注ぐと、なぜか収入は下がります。育休、時短勤務、定時帰宅など、理由は様々ですが、子どもが生まれる前と同じ時間働けなくなるからです。
私は、ある保育士の友達が言っていた一言が心に残っています。
「小さな子どもは、お金のことはわかってないけど、愛にはすごく敏感だから時間の配分は考えないとね。」
この友達は深い意味で言ったわけではなさそうですが、この言葉は私の仕事のスタイルを変えたキッカケになりました。
たしかにお金は大切です。「お金の余裕が心の余裕」なんて言われたりもします。でもお金を稼ぐ時間と子どもと関わる時間はほとんどの場合、反比例してしまいます。
私は、どれだけの収入が必要なのかを、まず夫婦で話合って生活と将来に困らない程度に仕事する様に決めました。その時、私達は残業代が不要という決断に至りました。当然、基本的に残業せずに帰宅するので、家族の時間や子どもと関わる時間は増えました。
夫婦で話合って時間配分を考えて、時にはアップロードしながら、今はすごくバランスの取れた配分になっています。
仕事の都合で家族の時間が作れない方もいるかもしれませんが、それも含めて、夫婦で話をして考えることが大切だと思います。
最後に
正直に言うと、私が育児に全力を注ぐ理由は、何より自分の子どもが可愛くて、愛しているからです。それ以上でも以下でもありません。だからしっかりお世話もしたいし、一緒に遊びたいし、成長を近く見たいのです。育児に全力を注ぐ理由なんて、それがすべてです。他の理由は飾りです。服や装飾品みたいな物です。モチベーションを上げてくれる要素です。その飾りが、育児が辛くなった時や、投げ出したくなってしまった時に、引き戻してくれます。
育児は大変です。それは間違いないです。でも我が家では家族で楽しんで育児してます。家族のイベントとして、毎日をすごしてます。大変なことも楽しめるようになれたら、毎日笑顔になれました。皆さんの家庭も笑顔でいっぱいの家庭になればと思っています。
では、今回はこのへんで。
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