夫婦での家事育児の分担

先日、子育て中のお母さん数人と座談会をするというイベントが会社内で開催されて、それに呼ばれたので参加してきました。
そこで話題に上がったのが「家事育児の分担」についてでした。

皆さんどうしても、女性側の負担割合が多いとつぶやいていました。
他にも、「洗濯の干し方が」「たたみ方が」とか「こうやればもっと効率いいのに」とか
やはり、細かい不満が多々あるようでした。
細かいところでつい口を出してしまったり、結局自分でやる方が綺麗で早いから自分でやってしまうなんて方もいました。

そんな中、『私の家庭では、おそらく家事育児の分担は「50:50」です』と発言したら、皆さん驚かれていました。

正確に50:50かと言われると、それはわかりませんが、夫婦どちらも家事育児をすべてこなせるようになっています。どちらも、子どもの面倒をひとりで見れるし、家事も全てこなせます。
当然得意不得意はありますが、問題なく家庭をまわすことができます。

ただ、そこまでできるようになるまでには、夫婦で試行錯誤を繰り返し、ルールを作り、経験を積み、かなり協力して作り上げました。2年から3年ぐらいはかかっていると思います。そして、今も改善は続けています。

私は大切にしていることがあります。

ほうれん草のおひたし

・報告
・連絡
・相談
・怒らない
・否定しない
・助ける
・指示する

報連相は社会人の基本として、誰もが教わっていると思います。
「おひたし」の部分は最近よく耳にするようになってきました。

私はこれを夫婦に当てはめました。

いくら夫婦でも、他人です。考え方はもちろん、育ってきた環境、受けてきた教育、ずっと見てきた両親の家事、受けてきた育児方法、すべてが違います。
当然スキルも違います。料理の腕、家事の効率の良し悪し、育児のスキルや知識。
このギャップを埋めるためには報連相が必須でした。

パートナーのやり方を知るため、自分のやり方を知ってもらうためには、報告
何をどこまで完了して、なにができてないかを共有するために、連絡
お互いのやり方をすり合わせていくために、相談

そして、任せきることを大切にしました。任せたなら、口を出さない。任されたなら口を出されない環境にしました。
それが「おひたし」の部分でした。

パートナーのやり方に不満があっても、任せたなら、怒らない否定しない
困ってたり、助けを求められたらすぐに助ける
やってほしいことや、やっておいてほしいことはお願いする。指示する


この方法で私の家庭では夫婦どちらも、家事は、できる時にできる方がやる。どちらも育児を問題なくこなせる。そんな環境が完成しました。

時間はかかりました

この環境になるまでかなりの時間がかかりました。2年〜3年はかかっていると思います。
最初の頃はお互いぶつかることもありました。
でも相談を続けました。うまくいった出来事や失敗した出来事は、しっかり報告しました。
失敗はまず二人で笑うようにしました。
ゆっくりゆっくり、ふたりのやり方をすり合わせていきました。
すると、自然とお互いの得手不得手を補い合うようになっていきました。

時間はかかります。パートナーになってからの時間より、その前の時間のほうがかなり長いのです。
お互いに長い目で成長していけばいい。そう感じました。

最後に

夫婦は時間をかけて作っていくものです。結婚していきなり理想なんてことはありません。
しっかり報連相をして、情報共有からはじめてみるのがいいかもしれません。
会社でできていることを家でもやるだけです。そんなに難しいことではないはずです。

しっかり夫婦で納得いく環境を作り上げていけるといいですよね。

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