最近入籍した友達に結婚してみてどう?と聞くと、
「最近、妥協しはじめた。そのおかげかそれなりに喧嘩もなくうまくやってる。」
気になった言葉がありました。
『妥協』
あきらめにも聞こえるその言葉。様々な既婚者から聞く言葉です。
結婚に必要なのは「忍耐と妥協」なんて言われたこともあります。
皆さんはそんなに妥協しているものなのでしょうか。
私は妥協と聞くたびに
「妥協?すりあわせじゃなくて?」と聞くようにしてます。
夫婦はそれぞれの価値観や得意不得意を共有して、すり合わせて協力していくものだと考えているからです。
お互いの得意不得意を理解する
皆さんそれぞれ、不得意なことがあるとおもいます。料理が苦手。掃除が苦手。起きるのが苦手。様々だと思います。それをパートナーと共有したらどうでしょう。うまく得意不得意の凸凹を埋めていけたりしないでしょうか。そして互いに苦手なことは寛容になれるし、一緒に成長だってできます。
私は虫がたまらなく苦手です。
妻は虫を抵抗なく処理できます。私一人しかいない時はなんとかして処理しますが、妻がいれば任せます。
妻は料理が苦手でした。
私は料理が得意でした。妻も料理する機会は当然ありますが、二人いるなら料理は私がやります。
色々教えてあげて、妻の料理の腕もどんどん上がっています。
妻は女性で、保育士でもあるので、育児の知識を産前から豊富に得ることができました。
私は男性なので、まわりに育児を積極的にやっている人もあまりおらず、妻ほど知識を得ることは不可能でした。
困ったら妻を頼りながら、育児を夫婦で協力してこなしています。
このようにパートナーと凸凹を埋めながら、お互いに苦手なことは二人で協力しながら成長して、楽しく生活しています。
得意不得意は共有。これが夫婦協力の第一歩ではないでしょうか。
価値観のすり合わせ
価値観が同じ人間なんて存在しません。夫婦もそれぞれの価値観を持っています。
育ってきた環境、まわりの人たち、仕事、親、そして性差。他にも多々ありますが、これらの影響で価値観は出来上がっています。
一緒に暮らすようになって、価値観の違いに気づいた。なんてよく聞きますが、当たり前なんです。そもそも同じ価値観をもった人間なんていないのですから。
結婚はゴールではありません。スタートです。夫婦での価値観を作るスタートなのです。
はじめは、全然違う価値観ですが、10年20年30年かけて夫婦の価値観、家族の価値観を作り上げていくのです。結婚、夫婦、家族とはそういうものです。
価値観の違いは妥協してはいけません。諦めるものでもありません。否定するなんて論外。
共有し合って、時間をかけて、ゆっくりすり合わせていくものです。
ゆっくり二人の価値観を作り上げていけばいいのです。
終わりに
『諦めたらそこで試合終了』なんてよく聞きますが。
夫婦においては、まさしくその通りだとおもいます。
夫婦はこれから先10年20年かけてお互いに協力して成長できる最高のパートナーです。
妥協なんて言葉で相手の成長を期待できないなら、自分も成長できません。
夫婦は常に
「共有」「承認」「改善」です
そして、夫婦の価値観、家族の価値観を長い年月かけて作り上げるものです。
夫婦は残りの人生を共に生きると決めたパートナーです。
パートナーとまだまだ長い年月かけて作り上げるものがあるなんてワクワクしませんか?
夫婦仲は育児にも影響します。楽しく仲良く夫婦で成長できればいいですね。
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