これは私が約1年育休を取得してみて強く感じたことです。
私は1人目の子の時は育休という選択を選びませんでした。それでも育児はしっかり参加したかったので、かなり積極的に行っていました。
でも、やはり子どもと関わる時間に比例するかのように、一時期は私より妻がいいと言ったり、妻としか夜は一緒に寝なかったりしました。今は全くそんなこともありませんが、その頃は妻に負担のしわ寄せが偏ってしまいました。
2人目の子の時は絶対育休を選択して、その幸せでもある負担の偏りを平等に頂きたいと感じました。
2人目妊娠が発覚した時は育休取得は迷うこともありませんでした。
そして夫婦で育休を約一年取得して、しっかり育児に専念しました。赤ちゃんと関わるのは楽しく幸せな反面、大変な事もすごく多くて、上の子では経験できなかった事もたくさんありました。
諦めず日々しっかり育児をこなして、上の子ともしっかり関わりを疎かにしないようにして、大変でしたが幸せな育休生活を過ごすことができました。
育休の効果
育休で子どもと関わる時間を大幅に増やした効果なのか、パパイヤイヤ期は全く来る気配がありません。夜も私が寝かしつけができます。めちゃくちゃ懐いてくれていて、上の子の時とは全然違います。
子ども達の個人差もあるとは思いますが、妻ばかりに幸せなしわ寄せがいかずに満遍なく子育てという幸せを夫婦で堪能しています。
育休を取ったことによって、上の子との関わりもしっかり確保できました。
育休前もしっかり子どもとの関わりは大切にしていたので、元々おとん大好きっ子ではあったのですが、育休後はさらにそれが増した気がします。
子どもとの関わりは密度が大切ですが、やはり量もかなり大切なんだと実感しました。
男性が育休とる必要性
子育てには、役割分担も必要です。やはり女性にしかできないことや、女性の方が適していることがあります。授乳なんかが最たる例です。生まれてしばらくは圧倒的に母親の腕の中の方が落ち着くらしいので、寝かしつけなどの落ち着く環境が必要な場合は女性の方が適しています。
では、男性が育休を取ってまですべきことはなにか
それは『家事』と『上の子の育児』です。
『家事』
産後の女性は全身ボロボロです。ボロボロの状態で赤ちゃんの育児をこなさないといけません。
そんな状態で、意外と動き回る重労働の家事までやるのは回復遅らします。
まずは、身体の回復に努めてもらう必要があります。男性でも家事は100%できるはずです。
育休初期に男性がやることは、赤ちゃんの育児も必要ですが、なによりパートナーの身体を回復させることです。睡眠時間をちょっとでも確保してもらい、激しい動きは控えてもらい、回復に努めてもらう。それが、産後すぐに育休をとる意味であり、必要性です。
『上の子の育児』
兄姉がいる場合、男性の役割はかなり重要になってきます。赤ちゃんが生まれると、母親は赤ちゃんに付きっきりになります。仕方がないことですが、上の子が幼い場合、そんなことは理解ができません。今まで自分が最優先されていたのに、急に後回しにされる。当然、寂しい思いもするし、母親を取られたなんて感じかねないです。
そこで父親の出番です。全力で上の子の相手をしてあげましょう。いっぱいお話してあげましょう。寂しいなんて感じることのないくらいに。
これは、父親の役割と言っても過言ではありません。
パートナーのために、兄姉のために、生まれてきた赤ちゃんのために、そして自分のために、男性もしっかり育休を取る必要があります。
終わりに
結局どんな状況、環境でも夫婦での連携は必要です。気付いてほしいなんて無理です。言葉にしないと伝わりません。
夫婦で育休を取るなら、最も必要なのは報連相です。
せっかく二人で育休を取っていても、一人の手が空いてしまっていては意味がありません。
しっかり休息や気分転換もしながら、バランスよく育休生活を過ごすには、しっかり夫婦で役割を決めて、細かいことでも報連相して、うまく家庭を運営する必要があります。
赤ちゃんの育児に目が行きがちですが、やらないといけない事は他にも多くあります。
男性は赤ちゃんの育児以外の事までしっかりこなすために、育休を取るべきだと、自分が育休を取得してみて強く感じました。
各家庭様々ですが、形だけの育休ではなく、身になる育休を取得して、しっかり家庭と向き合う時間を作っていただけたらと思います。
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