生産性向上は2Sから

今回は生産性を向上させるための基礎の基礎のそのまた基礎の話をします。ぜひ仕事はもちろん、家事や育児、などにも役立てていただけたら幸いです。

生産性向上とは

まず、ここで言う生産性向上とは、どのようなことなのか、説明させていただきます。

一つの作業にかかる時間を減らすこと。もしくは、同じ時間でできる作業を増やすことです。これにより、空き時間を作ったり、より多くの作業ができたりします。他にも、今まで「10」の力で行っていた作業を、同じ時間で「8」の力でできるようにするなど、何かを改善して、楽に早く作業を終わらせるようにすることを、生産性向上といいます。

これは私の実体験ですが、「生産性」を大きく間違っている企業がありました。そこでは、「生産性を上げるぞ」と言いながら、「生産量」だけをあげていました。当然、何か改善して生産性を上げていないので、社員の働く時間が増えただけでした。結果残業が増え、疲労が溜まり、ミスが増えたり、不正に走ったり、離職が増えたり。とんでもない結末になってしまいました。

生産性は分数です。

生産性= 労働による成果 / 時間あたりの労働量

そこを間違えないようにしないと、とんでもない結末になってしまいます。

2Sから

まず2Sとはなにかというと、「整理整頓」のことをいいます。2S、4S、5Sと、一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。5Sとは「整理、整頓、清潔、清掃、躾」を意味します。その中でも、まず、最初の整理整頓をしっかり行うことが、すべての始まりなのです。

2Sは生産性向上の基礎中の基礎です。自分の仕事場やデスク、引き出しの中やパソコンの中のデータなど、不必要な物、いらなくなった物などありませんか?必要な物を必要な時に探すことなく、すぐに取り出すことはできますか?作業を行う上で物やデータを探す時間というのは、完全に無駄な時間です。そして、最も簡単に削れる時間です。まずは、身の回りや、自分の使うデータや道具など整理整頓してみてください。

私は、部下や後輩などに『どのような物やデータでもできるだけ「3」工程以内で取り出せるようにしなさい』と教育していました。「開ける、選ぶ、取り出す」の3工程です。もちろん場所や量の関係などもあるので、「できるだけ」です。でもその、できるだけ減らすということだけで生産性は上がりました。

生産性を上げたい時、まずは整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか。

元に戻す習慣

整理整頓と同時に身につけたい習慣があります。それが、使った物を元に戻す習慣です。仕事も家庭もほとんどの場合、チームで行っているはずです。職場の同僚、夫婦、家族、それぞれ別の人間が集まったチームです。使った物を元に戻すのは、次に使う人がすぐに使えるようにする、当たり前の行動ですが、ついつい、甘えが出て忘れてしまうことが多いです。特に家庭では多いのではないでしょうか。奥さんや旦那さんに「あれどこいった?」「これどこやった?」ってイライラさせていませんか?

使った物を元に戻す。それだけでストレスも減り、探す時間も減り、生産性向上にもなります。

最後に

整理整頓はすべての基礎です。生産性向上はもちろん、ルールやマナーを守ることや、ストレス軽減などにまで繋がります。私の経験ですが、ルールを守れない職場や、慢性的に雰囲気の悪い職場は、総じて整理整頓ができていません。見えるところだけが綺麗で見えない所や隠れる所、隠せる所はひどい事が多いです。

整理整頓を徹底するかしないかで職場のすべてが変わります。それだけ重要な土台なのです。ぜひ、困ったら整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか。

今後も生産性向上の為の方法を投稿予定なので、よろしくおねがいします。

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