今回は、男性が育児するのは、まだまだ大変ということについて書いていきます。当然ですが、女性も大変です。ただ、おそらく女性と違った大変さがあるということを知っていただきたいと思いました。
まず前提として、大変だからと言って、育児しなくていい理由にはならないので、間違えない様にしていただきたいです。
男である私が育児をしていて、感じたことや、思ったこと、起きた出来事をよく夫婦で話すのですが、やはり男性が育児するのは、まだまだ大変だと思うことが多々あります。男性が育児しやすい環境には、まだまだ程遠いと感じます。
情報収集の難しさ
これは、圧倒的に男女差が出てしまいます。インターネットがこれだけ普及した世の中にも関わらず、かなり私達夫婦の中でも育児に関する知識はすごい差が出てしまいます。
その理由は簡単で、自分のまわりの友人、仕事の上司や同僚と話をしてても、ほとんど育児の話にはならないのです。唯一、女性の同僚と女性の友達とは育児や家事などの家庭の話ができて、私はそこからヒントをもらったりしています。
女性の場合は、おそらく友人、会社の上司や同僚と家事育児の話を普通にできていて、いろんな情報が自然と入ってくるのではないでしょうか。まわりの人たちも家事育児を経験していたり、奮闘中だったりするので、その様な話が自然とできるのだと思います。
情報のインプットで、どうしても男女差が出てしまうのはこれが大きな一つの原因だと思われます。
なので私は、嫁には友達などから聞いた情報をできるだけ共有してもらうようにしています。その情報を元に、インターネットなども使いながら、自分の子どもと我が家に育児方針に合った育児方法で育児をしています。
何より夫婦で話をすることで、情報不足を補っていく必要があります。
育児=女性のマインド
子どもと二人でお出かけしていると、たまにあるのですが、なにか子どもの物を買おうと店員さんに相談したりすると「お母さまは、、、」とか「お母さまはどちらに?」とか言われることがあります。その度に説明が必要です。ただ、こんなのは序の口で、もっとひどいことを言われたことがありました。
「子どもを一人にしてどこかへ行く母親って大丈夫?」
これは子どもと二人でスーパーのレジに並んでる時に、絡んできたおばあさんに言われました。最初は「可愛いね」とか「何歳?」とか普通に話しかけて来たのですが、最後に爆弾を投下されました。まず、子どもを一人にはしていません。私と二人です。
結局、世間のマインドがまだまだ育児=女性になっているのを日々感じます。
よく女性たちの会話で聞こえてくることがあります。
「うちの旦那は全然家事育児を手伝ってくれない。」
これは、家事育児は私の仕事で、旦那はそれのお手伝いだと思っているようにかんじます。
また、男性の愚痴でたまに聞くのが、
「子どものこと手伝ったら、嫁に文句言われた。」
これは男性が育児は嫁の仕事だと思っているのに加え、嫁側も男性に育児させないようにしている様に感じます。
男性が「育児=女性」と思っているだけではなくて、女性も「育児=女性」だと思っていると強く感じます。老若男女関わらずです。
その様な中、男性が積極的に育児するには、パートナーや両親、会社の人はもちろん、様々な人のマインドを突破していかなければなりません。
最後に
私は育休を取る時に何回も、いろんな人に聞かれ続けた言葉があります。
「大丈夫?」
両親、祖父母、会社の人、男女友達、何回聞かれたかわかりません。なんの「大丈夫?」なのかはわかりませんが、私が女性なら言われないんだろうなと感じていました。
嫁だけは、ずっと私のことを見てくれているので、なにも聞かず「一緒に楽しもう」と言ってくれました。
現在、男性の育児参加が話題になりますが、話題になるということは、まだまだ男性の育児参加は特別視されているということです。当たり前になるまでは、まだまだ時間はかかりそうです。
男性が育児するという、日本ではまだまだ特別視されてしまうことをやるのは、やっぱり大変なことがまだまだ多いです。
ただ、育児をすること。自分の子どもと時間をかけて、小さい時から真剣に向き合うことは、かけがえのない経験です。大変だけど、やりがいがあります。必ず最高の笑顔で返ってきます。
育児という仕事はお金は生みませんが、笑顔という最高の通貨を生み出してくれます。
ぜひ皆さんも、お金持ちならぬ「笑顔持ち」になっていただければ幸いです。
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